本ブログは先般、富士山麓に自衛隊と米軍共同の軍事演習場が広がっているのは世界文化遺産にふさわしくないことを詠んだ、浅井千代子さんの詩「胸に手を置いて」を掲載しましたが、陸上自衛隊による国内最大規模の実弾射撃演習「富士総合火力演習」が、8月25日、東富士演習場で一般公開されました。演習では、富士山麓に向けて、戦車や戦闘ヘリコプターなどが例年と同様、次々と火砲を撃ち込みました。『FNN ニュース』、『しんぶん赤旗』などが伝えています。
『しんぶん赤旗』はこれに関連して、「法規制逃れ 山肌削る:世界遺産の価値と相いれず」と題する記事も掲載しています。その記事は、東富士、北富士両自衛隊演習場を、世界文化遺産の登録に求められている緩衝地帯(構成資産の核心地帯周辺の、資産を守るための区域としてユネスコの監視下におかれる)に含めることに対し防衛省が難色を示したこと、その結果、演習場は「新たな規制はなにもない」という実態であること、これは世界遺産の原動力となった「進行の対象」「芸術の源泉」と言う普遍的価値とは相いれないものであること、などを指摘しています。
『しんぶん赤旗』はこれに関連して、「法規制逃れ 山肌削る:世界遺産の価値と相いれず」と題する記事も掲載しています。その記事は、東富士、北富士両自衛隊演習場を、世界文化遺産の登録に求められている緩衝地帯(構成資産の核心地帯周辺の、資産を守るための区域としてユネスコの監視下におかれる)に含めることに対し防衛省が難色を示したこと、その結果、演習場は「新たな規制はなにもない」という実態であること、これは世界遺産の原動力となった「進行の対象」「芸術の源泉」と言う普遍的価値とは相いれないものであること、などを指摘しています。
多幡記(挿絵とも。挿絵は「胸に手を置いて」で使ったものの戦車周辺を暗くして、世界文化遺産の自然と演習場の明暗の対比を、より象徴的にしました。)
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