2014年2月28日金曜日

さよなら原発3・9関西行動、ヘレン・カルディコット医師講演会など


 東日本大震災・福島原発事故3周年を前に、大阪府内各地でも震災復興や原発ゼロをテーマにした集会やイベントが計画されています。それらの企画を大成功させて、原発再稼働にこだわる安倍政権に打撃を与えましょう。

 「さよなら原発3・9関西行動」の詳細は、ここをクリックしてチラシPDF版(表裏2面あり)をご覧下さい。

 ヘレン・カルディコット医師講演会は、「未来を担う子どもたちの為に、今、私たちにできること~フクシマ惨事から3年、現状と課題~」と題して、関西では3月6日(木)に堺市で、3月8日(土)に京都で開催されます。詳しくはこちらをご覧下さい。

 また、「復興支援・原発ゼロ第3回アートフェア」が3月7日(金)から9日(日)まで、大阪市北区の大阪グリーン会館大ホールで開催されます。こちらにチラシ・イメージを使っての紹介ページがありあます。

(文責・多幡)

2014年2月27日木曜日

「悠太郎の逮捕を描いた『ごちそうさん』はテレビドラマの歴史上で画期的」:法政大学教授・水島宏明さん


 大阪空襲訴訟団の安野輝子さんから、以下のお知らせを貰いましたので、紹介します。
 NHK朝ドラ『ごちそうさん』について、法政大教授で元日本テレビ記者の水島宏明さんが、「東京を始めとする大空襲で大勢の市民が犠牲になった背景に、当時の政府による『無謀な』指示や指導があったことをうかがわせる。今週の『ごちそうさん』は、実はテレビドラマの歴史上で画期的なものだといえる」 と述べています。 詳しくは、水島さんのブログ記事「『ごちそうさん』で悠太郎の逮捕はなぜ?『爆弾は当たらない』などの無策で犠牲者を増やした歴史を直視」をご覧下さい。

(文責・多幡)

ぬくもり

詩・浅井千代子(本会世話人)

こんなにも新聞の束が
ぬくもりを包んでいる
今朝も
冷たいポストから
新聞を取り出し両手に抱く
ありがとう
雨の日
風の日

経済的な理由から
暫く新聞お休みにするわといった私
その日からOさんが廻してくれる
しんぶん赤旗
そのぬくもりに支えられ
新しいわたしの
今日が始まる
何時までも甘えてはいられない——

『異郷』第27号(2014年1月)から。
写真は浅井さん手づくりの品々をあしらった絵ハガキ。

2014年2月25日火曜日

暴走する安倍首相とその周辺の人びと——こんな傍若無人の改憲暴走政権を許しておいてよいものか:「九条の会」メルマガ第182号


 「九条の会」メルマガ第182号(2014年2月25日付け)が発行されました。詳細はこちらでご覧になれます。運動に活用しましょう。

他にも多くの重要な記事が掲載されています。以下に、編集後記を引用して紹介します。
編集後記~暴走する安倍首相とその周辺の人びと

 安倍政権とそれをとりまく人びとが暴走している。NHK関係では「軍隊慰安婦」問題や「政府が右といったものを…」の暴言の籾井勝人会長、経営委員の百田尚樹氏の「人間のクズ」発言、同じく経営委員の長谷川三千子氏の「右翼礼賛と天皇=神」発言。「米国に失望」発言の衛藤晟一首相補佐官、本田悦朗内閣官房参与の靖国発言。東京オリンピック・パラリンピック実行委員長の森喜朗元首相の浅田真央さんへの「暴言」などなど、枚挙にいとまがない。極めつけは安保法制懇の座長代理の北岡伸一氏が記者会見で発表した「報告書骨格」。歴代政府が憲法上許されると解釈してきた「必要最小限の実力」に集団的自衛権も含める、とした。そしてこれに反対を表明する阪田雅裕元内閣法制局長官に「安全保障の勉強をしてください」だと。こんな傍若無人の改憲暴走政権を許しておいてよいものか。

 (「九条の会」メルマガ読者登録はこちらでできます。)

2014年2月23日日曜日

「空襲のときは消火をせずに逃げよう」と呼びかけて逮捕される:NHK朝ドラ2/24からの放送


 大阪空襲訴訟団の安野輝子さんが、「大阪空襲訴訟で指摘している、防空法によって空襲時に逃げられず、被災者が多くなったことが[これによって]分ります。ご覧いただけましたら幸いです」として、同訴訟弁護団の大前治弁護士からの、NHK朝ドラ(2月24日からの放送分)などを紹介したメールを転送して下さいました。ここに転載し、お知らせします。
 大前です。
 NHKの朝ドラ「ごちそうさん」、2月24日(月)からの放送で、主役の夫が、「空襲のときは消火をせずに、逃げよう」と呼びかけて、逮捕されます(あらすじはこちら)。これについて、下記のホームページに詳しく書きました。これらを通じて、さらに大阪空襲訴訟について広めていき、空襲被災者への謝罪と補償を求める運動につなげていきたいと思っています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
(文責・多幡)

2014年2月22日土曜日

3/8 九条科学者の会発足9周年記念講演会:暴走する安倍政権とどう対峙するか?——集団的自衛権・秘密保護法・沖縄——


 表記の講演会が次の通り開催されます。

  • 日時:2014年3月8日(土)13:00開場/13:30開会
  • 場所:明治大学駿河台校舎 リバティタワー10階1103教室
  • 資料代:500円
  • 講師:右崎 正博 氏(獨協大学大学院法務研究科教授・憲法)
       北村 肇 氏(元『週刊金曜日』編集長・元毎日新聞記者)
  • 会場案内:地図はこちら
    • JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分
    • 東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩5分
    • 都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩5分
  • チラシのダウンロード:カラー印刷用はこちら、白黒印刷用はこちら
  • 主催:「九条の会」のアピールを広げる科学者・研究者の会
       (略称「九条科学者の会」)、ホームページはこちら

(文責・多幡)

2014年2月19日水曜日

3/5「空襲被害者援護制度の確立を」:参議院内集会のお知らせ


 取り残された戦後処理の最大課題「空襲被害者援護制度の確立」を目指す集会が、2014年3月5日、参議院議員会館B104号室(地下1階)で行なわれます。主催は全国空襲被害者連絡協議会。詳細は上掲のチラシイメージをクリック・拡大してご覧下さい。

(文責・多幡)

2014年2月18日火曜日

「憲法9条にノーベル平和賞を」署名、ノーベル委員会に提出:2015年の推薦へ向けて新署名と追加署名募集中


 さる2月3日付けで、「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会から、その運動への賛同署名者宛にメールが届きました。内容は「ご賛同のお礼と、Yahoo! ニュース意識調査『憲法9条の保持はノーベル平和賞に値する?』ご案内 他」となっています。文中のリンク先を見ないと理解できないところもあり、紹介が遅れましたが、リンク先の最終情報も含めて分りやすくまとめると、以下のようになります。

  • 皆様のご賛同・ご協力のおかげで賛同の輪が広まり、『Yahoo! ニュース』の意識調査で本取組が取り上げられました。(以下、リンク先の最終情報。)
    調査実施期間は、2014年1月25日~2014年2月4日で、設問は次の通りです。
    「憲法9条を保持する日本国民にノーベル平和賞授与を」とのネット署名が拡大。戦争放棄を規定する憲法9条を保持することは、ノーベル平和賞受賞に値すると思いますか?
    ○世界各国に平和憲法を広めるために、日本国憲法、特に第9条、を保持している日本国民にノーベル平和賞を授与してください(Change.org)。
    結果はこちらでご覧になれますが、75,588票中、残念ながら
    「値しない」42,563票(56.3%)
    「値する」28,901票(38.2%)
    「どちらともいえない/分からない」4,124票(5.5%)
    でした。なお、全回答者の性別では、男性が79.8%を占めていました。[筆者の注:9条の会は、特に男性の方々に9条の大切さを説かなければならないようです。]
  • 2月1日(本年度ノーベル平和賞推薦締め切り日)正午に、合計 21433(1460「第二期署名」+19973「憲法9条にノーベル平和賞を実行委員会のサイト」)と 4251件のコメントをノーベル委員会に送付しました。なお、 署名用紙で寄せられた 3454 筆は、1月21日に郵送し、1月24日に受領確認済みです。推薦資格をお持ちの推薦人の方々の推薦状にも「『憲法9条を保持している日本国民』にノーベル平和賞を願う声」として、本署名のことを推薦文に書き添えていただき、署名は推薦文の資料としてノーベル委員会宛に届けた次第です。
  • 引き続き、2015年度に向けて、推薦人の方を募っています。 日本をはじめ、世界の有資格者の方々へと働きかけを広げていただければ幸いです。推薦人募集についての詳細(資格条件を含む)はこちらをご参照ください。
  • 2015年度に向けて、新しいネット署名を立ち上げました。 世界各国代表者宛:「徹底した戦争放棄の日本国憲法 第9条の価値を称え、広げるために、70年近く憲法9条を保持している「日本国民」をノーベル平和賞候補に推薦してください。」 (宛先は随時追加します。)署名サイトは http://chn.ge/1dSWvo1(目標10万人)。
    [筆者の注:これは、「世界各国に平和憲法を広めるために、日本国憲法、特に第9条、を保持している日本国民にノーベル平和賞を授与してください」の署名(http://chn.ge/1bNX7Hb)とは別の署名ですので、こちらに署名ずみの方も、もちろん署名できます。後者の署名も、2015年度に向けて、100万人を目標に追加署名を募集中です。賛同がさらに広がるよう、ご協力をお願いします。]

多幡記

2014年2月15日土曜日

「解釈改憲は立憲主義否定」九条の会事務局が記者会見:朝日新聞デジタルなどが報道


 「九条の会」の事務局が2月14日、東京都内で記者会見し、集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の変更に反対する訴えを発表しました。『朝日新聞デジタル』の記事『しんぶん赤旗』の記事が伝えています。

 訴えは「安倍首相は、選挙で信任されれば時々の内閣が自由に憲法解釈の変更ができるかのように述べているが、憲法は権力行使のあり方を規制するものとする立憲主義の原則を根本から否定するもの」と厳しく批判しています。

 会見では、同会が昨年10月に発表したアピール「集団的自衛権行使による『戦争する国』づくりに反対する国民の声を」(『九条の会ニュース』 第176号に掲載)に対し、これまでに憲法研究者や宗教関係者、俳優など、各界の著名人ら829人から賛同(14日現在)が寄せられたことも報告されました。

 以上、リンクした二つの記事を参考にしました。『しんぶん赤旗』の記事は、会見内容をさらに詳しく述べています。

多幡記

2014年2月14日金曜日

書籍紹介—『検証 防空法:空襲下で禁じられた避難』—


 安野輝子さん(堺市西区)から次のメールが届きましたので紹介します。

 私たちの大阪空襲訴訟も最高裁上告中ですが、判決が待たれる頃となりました。
 このたび、早稲田大学教授・水島朝穂さん(法学博士)と大阪空襲訴訟弁護団の大前治弁護士が、『検証 防空法:空襲下で禁じられた避難』という本を出版されました。
 水島さんは、2011年2月28日午後から2時間にわたっての証人尋問で証言された方です。証言を通じて、政府による情報操作や無責任体制が国民を重大な被害に巻き込んでいく過程が明らかにされました。その11日後に起こった東日本大震災と原発事故による国民の被害(そして政府の責任)を予言するかのような法廷でした。
 大前弁護士は、アメリカではなく日本政府の法的責任を問う私たちにとって、 戦時中の政府の行為を具体的に分析して主張することが不可欠とされました。その一要素として、「防空法制」に光を当てたことは、今後の立法運動においても重要な成果だと思います。
 『検証 防空法』を多くの方に読んでいただきたいと思います。
安野

 なお、『検証 防空法:空襲下で禁じられた避難』についての詳しい案内サイトがこちらに、また、アマゾンの同書情報ページはこちらにあります。

(文責・多幡)

2014年2月12日水曜日

3/2「福島とインドをアートで結ぶ」:大阪・高槻で、NPO法人アジア子供支援フジワーク基金10周年記念事業


 表記の催しについて、大阪空襲訴訟団の安野さんから連絡がありましたので、ここにお知らせします。

  • 【日 時】2014年3月2日(日)午後2:00~6:00
  • 【場 所】生きがい工房(大阪府高槻市城北町1-1-14 太田第二ビル1F)(阪急高槻市駅徒歩3分)
  • 【内 容】第1部 福島×インドキッズ・アートプロジェクト "アートがひらく・アートがつなぐ・子どものこころ" 報告会
    第2部 福島×インドキッズ・アートキャンプ実施に向けて(交流会)
  • 【参加費】500円(資料代込み)
  • 【申込方法】必要事項(氏名、連絡先、所属、参加人数)を記入の上、FAXまたはEメールでお申し込み下さい。
    FAX: 072-686-5752、Eメール: shimizuアットマークasia-kids.or.jp(「アットマーク」のところを @ に変えてお使い下さい)
  • 【主 催】NPO法人アジア子供支援フジワーク基金 http://www.asia-kids.or.jp
  • 【協 力】ボーンフリーアートJapan http://www.bornfreeart.org/

 上掲のチラシはクリックすると拡大イメージをご覧になれます。

(文責・多幡)

2014年2月10日月曜日

安倍政権下で防衛省の「暴走」が目立つ:「九条の会」メルマガ第181号


 「九条の会」メルマガ第181号(2014年2月10日付け)が発行されました。詳細はこちらでご覧になれます。運動に活用しましょう。

他にも多くの記事が掲載されています。以下に、編集後記を引用して紹介します。
編集後記~暴走する安倍政権下の「防衛省」

 昨年末の国家安全保障戦略策定、防衛大綱、中期防の策定から、今年に入り、安倍政権と防衛省の「暴走」が目立つ。この口実になっているのが「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)だ。防衛省は安保法制懇が4月に出す予定の「報告書」を待って、自衛隊の権限拡大に踏み込む準備をしている。いわゆるグレーゾーンでの自衛権(マイナー自衛権)に関する自衛隊法の改正(あるいは新法)などの動きもそれだ。2月4日の安保法制懇の会合では、このための法整備が官邸から防衛省に指示されたという。これによって戦争を合法化しようというのだ。集団的自衛権の憲法解釈の変更の企てに先立って検討されているこれらの動きも9条破壊の動きであり、反撃が必要だ。

 (「九条の会」メルマガ読者登録はこちらでできます。)


詩・浅井千代子(本会世話人)
新聞に
話題の政治家の諷刺画
丁度マジックペンを手にしていたので
ふといたずらに人物の一人
鼻の下に黒い髭を描いた
おや!似てる
うん!似てる似てる!思いがけない発見に
つぶやいて丁寧に切り取った

連日
攻防が続いている国会
いよいよ混乱を極め
違憲立法の特別秘密保護法案が
ジャーナリスト 学者 弁護士 俳優 映画監督
他広範な国民各層の抗議反対の声を押し切り
自公の強行採決の暴挙で成立した
あまりのことに
心は怒りでふるえにふるえた
二〇一三年十二月六日深夜

わたしは
切り取った新聞の
アベヒトラーに告げた
—亡国への道
 決して許しません—
『異郷』第27号(2014年1月)から
挿絵・多幡達夫(のり愛号さん描く『アドルフ・ヒトラー』
を参考にしました。)

2014年2月9日日曜日

2/22 多喜二の火を継ぐ:2014年大阪多喜二祭


 表記の集いが下記の通り開催されます。「秘密保護法」が制定されたいま、小林多喜二の生きた時代を見つめ直すことが、きわめめて重要です。こぞって参加しましょう。なお、2014年全国各地の多喜二祭の案内をこちらでご覧になれます。関西では、兵庫県民会館や、いたみホールでも開催されます。

多喜二の火を継ぐ
2014年大阪多喜二祭

  • 日 時=2月22日(土)開会13:30
  • 場 所=クレオ大阪東ホール
  • スライド上演と活弁=清水ただし「現代に生きる小林多喜二」
  • 講 演=荻野富士夫(小樽商科大学教授)「『蟹工船』から見えてくるもの」
  • 資料代=1000円
  • 問合せ=大阪多喜二祭実行委員会(治安維持法国賠同盟大阪本部 TEL 06-6772-7555)

 荻野さんの記念講演では、多喜二の戦争観・軍隊観と北洋漁業をテーマにしながら、現代の自衛隊派遣の構図、さf等には専門の治安維持法・特高警察研究を活かし、「秘密保護法」にも言及される予定です。より詳細は、上掲のチラシのイメージをクリック・拡大してご覧下さい。

(文責・多幡)

2014年2月7日金曜日

フォーク歌手で反戦活動家のピート・シーガー死去


 さる1月27日、アメリカのフォーク歌手で、反戦などの社会運動でも知られたピート・シーガーが、94歳で死去しました(たとえば、こちらに報道されています)。筆者が彼の名を知ったのは、遅まきながら、つい3年ほど前のことで、彼が『原爆を許すまじ』を日本語で歌っている YouTube 録画を見てのことでした。(その録画は違法なものだったのか、残念にも、間もなく消去されてしまいました。ついでながら、筆者は近年、8月の本会の署名・宣伝行動の日に『原爆を許すまじ』を街頭で歌っています。)

 そのピート・シーガーに関連して、大阪空襲訴訟団の安野輝子さんから2月4日付けでメールを貰いました。安野さんの知人で埼玉県在住のT氏が、ピート・シーガーの訃報に接して思い出した記憶を朝日紙に投稿し掲載されたことを彼女に知らせてきたメールを、他の知人たちにも一斉に転送するので、よかったら読んで下さい、という内容でした。その投稿とT氏のメールを合わせると次のことが分ります。

 ピート・シーガーが最後に来日したのは1986年、広島市で開催された「ノーモア・ヒロシマ・コンサート」とされていますが、実はその後も非公式に来日していて、1889年(多分)の来日時にT氏の兄君がシーガー一家の通訳をしていました。それで、兄君の家で歓迎パーティが開催され、まだ20代だったT氏も参加し、一家と交流したのです。ピートの最愛の妻、トシさんは広島出身の日本人を父に持つ日系2世で、墓参のために一家で来日したのだったということです。そして、「[ピートは]『原爆の恐ろしさと米国の責任について子どもたちに伝えたかった』と話してくれた」ことが、T氏の投稿に記されています。

 これを読んで、ピート・シーガーは『原爆を許すまじ』を日本語で歌っていた、という筆者の断片的知識が大いに補完されました。

多幡記

2014年2月1日土曜日

『建国記念の日』不承認 2.11 大阪府民のつどい:小森陽一さんが講演


 戦前、「紀元節」は、初代神武天皇即位の日とする天皇制国家の重要な祝祭日でした。戦後、「紀元節」の復活をねらう政府は、1966年に「紀元節の日」であった2月11日を「建国記念の日」と制定しました。「建国記念の日」は国民主権を基本とする憲法の民主主義的原則に反し、歴史の真実を歪めるものです。

 今年も2月11日に、「『建国記念の日』不承認2.11大阪府民のつどい」が下記の通り開催され、全国「九条の会」事務局長の小森陽一さんの講演があります。こぞって参加しましょう。

  • 日 時:2月11日(火)午後3時開会(2時半開場)
  • 会 場:大阪府教育会館 たかつガーデン8F (Tel 06-6768-3911)
    近鉄「上本町」駅から徒歩約3分/地下鉄「谷町九丁目」駅から徒歩約7分
  • 参加費:500円
  • 主 催:「建国記念の日」反対大阪連絡会議
  • 事務局団体:大阪教職員組合・大阪歴史学会・大阪歴史科学協議会・大阪歴史教育者協議会・関西マスコミ文化情報労組会議・大阪民衆史研究会
  • 講 演:小森陽一さん(東京大学大学院教授・全国「九条の会」事務局長)「憲法の危機、どう打開するか——「九条の会」の運動さらに大きく——」
     「九条の会」をはじめとする草の根からの憲法改悪を許さない運動は、改憲反対の世論を大きく創ってきました。参院選後、安倍首相は自民党の憲法改正草案についての理解を、草の根で広げていく運動を提起しています。第2次安倍政権と対峙するために、「九条の会」が今までどのような運動を創ってきたのかを改めてふりかえり、憲法を守り生かす方向を考えていきましょう。
  • 演 奏:チェロカルテット(氏橋啓司、北山悠祐、時本野歩、誓山由樹)——バッハ「シャコンヌ」、反ファシズムを貫いたパブロ・カザルスのカタロニア民謡「鳥の歌」など

(文責・多幡)