2017年10月27日金曜日

「子どもの頃の夢が、叶(かな)わなくって、よかった/この憲法があったから」:日弁連のポスター展の金賞作品


 日本国憲法の施行70年を記念して、日本弁護士連合会(日弁連)が作品を募集した「憲法ポスター展」で、中川浩之さん(横浜市)の、「子どもの頃の夢が、叶(かな)わなくって、よかった/この憲法があったから」の文字を添えた作品が、大学生・社会人の部で金賞を受賞したことが報じられました(2017年10月21日付け朝日新聞デジタル、上掲のイメージは、その記事についての筆者のツイート)。

 ポスターには、中川さんが、鉄かぶとをかぶり、左手で玩具の軍刀を握って、笑っている4歳のころの自分の写真を掲げた、中川さん自身の顔写真が使われています。ポスターのキャッチフレーズには、「兵隊になる」という夢がかなわなかったことの幸せという意味を込めてあり、「それは憲法9条のおかげだったと思うのです」と中川さんは語っています(以上、朝日紙記事を参考にしました)。私たち「福泉・鳳『憲法9条の会』」としても大いに推奨したいポスターです。

 日弁連のポスター展に入賞したこの作品や他の作品は、日弁連のウェブページでご覧になれます。同ページには、表彰式・展示会(東京・弁護士会館)のお知らせページへのリンクもあります。

2017年10月25日水曜日

全国津々浦々で3000万署名を!——「九条の会」メルマガ第266号


 「九条の会」メルマガ第266号(2017年10月25日付け)が発行されました。詳細はこちらでご覧になれます。運動に活用しましょう。

 次の記事のほか、多くの重要な記事が掲載されています。
  • 事務局からのお知らせ
    • 総選挙がおわりました。九条の会は「安倍9条改憲 NO! 全国市民アクション実行委員会」に参加して、安倍9条改憲 NO! の3000万人署名運動などを共に進めております
    • 九条の会ブックレット「安倍9条改憲は戦争への道」発売中
    • 九条の会新作ポスター「安倍9条改憲は戦争への道」発売中
    • 「安倍9条改憲を止めよう!全国交流討論集会」を開催します
  • 各地から 全国の草の根にはこんなに多彩な活動がある!
    • 女性「九条の会」
    • ぬまづ憲法9条の会(静岡県沼津市)
    • 九条かながわの会(神奈川県)
    • 会津地方九条の会連絡協議会(福島県会津若松市、喜多方市)
      など
 以下に、編集後記を引用して紹介します。
編集後記~全国津々浦々で3000万署名を!
 総選挙が終わりました。9条改憲反対の運動にとって、決して喜ばしい結果ではなかったですね。
 しかし、立憲野党と市民連合の共闘つぶしで登場した「希望の党」に造反して立ち上がった立憲民主党をはじめ、共産党、社民党、一部自由党と市民連合の結束したたたかいは、今後の可能性を切り開きました。
 安倍自民党は9条改憲発議をねらってきます。さあ、ともに立ち上がって、全国の津々浦々で3000万署名を展開し、改憲を食い止めましょう。

2017年10月10日火曜日

総選挙。全力をあげて9条改憲を許さない審判を!——「九条の会」メルマガ第265号


 「九条の会」メルマガ第265号(2017年10月10日付け)が発行されました。詳細はこちらでご覧になれます。運動に活用しましょう。

 次の記事のほか、多くの重要な記事が掲載されています。
  • 事務局からのお知らせ
    • 九条の会は10月5日、声明を発表しました
    • 九条の会はこのたび結成された「安倍9条改憲 NO! 全国市民アクション実行委員会」に参加し、安倍9条改憲NO! の3000万人署名運動などを共に進めることにしました。全国の九条の会のみなさんも各地でこの方向で協力していただけますよう訴えます
    • 九条の会ブックレット「安倍9条改憲は戦争への道」発売中
    • 九条の会新作ポスター「安倍9条改憲は戦争への道」発売中
    • 「安倍9条改憲を止めよう!全国交流討論集会」を開催します
  • 各地から 全国の草の根にはこんなに多彩な活動がある!
    • 宮前九条の会(神奈川県川崎市)
    • 富士見町九条の会(東京都東村山市)
    • 横浜国立大学九条の会(神奈川県横浜市)
    • 守ろう9条 紀の川 市民の会(和歌山県和歌山市)
      など
 以下に、編集後記を引用して紹介します。
編集後記~総選挙です。全力をあげて9条改憲を許さない審判を!
 九条の会の声明を掲載しました。
 この度の解散・総選挙は選挙後の改憲勢力大再編も視野に入れた安倍晋三首相の捨て身の賭けでもあります。困難はありましたが、これを阻止するための「立憲野党+市民連合」の陣形は踏みとどまって反撃に移っています。この力で安倍政権を退陣に追い込み、9条改憲を阻止しましょう。九条の価値を大切に思う全ての皆様の決起を訴えます。

2017年10月9日月曜日

「10.13 秋の憲法大学習会」(大阪)のお知らせ


 表記の学習会が下記の通り開催されます。

  • 日 時:2017年10月13日(金)18:30〜20:30
  • 場 所:たかつガーデン 8階
        〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町7-11(地図はこちら
  • 内 容:「約束と希望としての日本国憲法—原理としての個人の尊厳を擁護する」
        講師:東京大学名誉教授 廣渡 清吾 さん
  • 資料代:500円
  • 主 催:大阪憲法会議・共同センター

 詳細は上掲のちらしイメージをクリック・拡大してご覧ください。

秋の講演会+新リーフレット——『ニュースレター九条科学者』2017.10.9付けから


 2017年10月9日付け『ニュースレター九条科学者』が届きました。以下に内容を転載して、お知らせします。



■ 九条科学者の会・日本科学者会議 共催 2017秋の講演会
日本の政治はどこへ向かうか?

解散・総選挙へと政治が動き始めました。改憲、安保法制、沖縄新基地建設、原発問題、アベノミクスなどあらゆる問題がこの選挙結果に大きく左右されるといえます。日本の政治はどこへ向かおうとしているのでしょうか。総選挙の結果を踏まえ、九条科学者の会の二人の共同代表の講演を通じてじっくり考えてみましょう。

「日本政治と改憲問題の現状」
渡辺 治さん(一橋大学名誉教授・九条科学者の会共同代表)

「家族;開かれた憲法論に向けてー個人・尊厳・平等」
志田陽子さん(武蔵野美術大学教授・九条科学者の会共同代表)

  • 日 時:2017年11月25日(土) 13:30~17:00(13:00開場)
  • 会 場:中央大学理工学部(後楽園キャンパス
        5号館5136教室(予定)
     東京メトロ丸ノ内線・南北線『後楽園駅』から徒歩約 5 分
     都営三田線・大江戸線『春日駅』から徒歩約 6 分
     JR 中央・総武線『水道橋駅』から徒歩約 12 分
     JR 中央・総武線『飯田橋駅』から徒歩約 17 分
  • 参加費(資料代):500円

■ 新しいリーフレットができました。

私たちは改憲に強く反対します。北朝鮮ミサイル問題は武力ではなく、外交で解決を!」
学習会、宣伝活動にご活用下さい。大学、研究機関の九条の会には無料で送付します。送付先、必要部数を下記へご連絡下さい。

(引用者注:上記リーフレット・タイトルをクリックすると、PDF版を閲覧あるいはダウンロードできます。本記事上部のイメージはリーフレットの表紙。)

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「九条の会」のアピールを広げる科学者・研究者の会
(略称「九条科学者の会」)
〒113−0034 東京都文京区湯島1−9−15 茶州ビル901
電話/FAX 03-3811-8320
メール:newsletterアットマーク9-jo-kagaku.jp
ホームページ:http://www.9-jo-kagaku.jp/
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2017年10月7日土曜日

九条の会が声明「戦後日本の歴史と憲法の岐路に立って」を発表


 九条の会は2017年10月5日、「戦後日本の歴史と憲法の岐路に立って」と題する声明を発表しました。全文は同会のホームページからMSワードの書類形式でダウンロードできますが、ここに引用して紹介します。



戦後日本の歴史と憲法の岐路に立って
2017年10月5日 九条の会
 安倍首相は、臨時国会冒頭に解散し総選挙に打って出ました。野党による憲法に基づく再三にわたる臨時国会開催要求を無視しながら森友・加計問題をはじめとする疑惑隠しをはかる憲法破壊の暴挙です。重大なことは、首相が、この総選挙を、政権延命をはかるにとどまらず、安倍政権への批判の高まりのなかで強行のメドが危うくなった憲法「改正」実行のお墨付きを得る好機と位置づけたことです。
 自民党は、選挙の重点公約のひとつに、憲法9条に自衛隊を明記することを中心とする改憲を掲げました。過去に改憲の野望を抱いた首相は少なくありませんが、国民の批判を怖れ選挙戦ではそれを正面から争点にした例はありませんでした。自民党が改憲を旗印に選挙を戦うのは結党以来はじめてのことであり、容易ならぬ事態です。しかも解散直前になって、安倍政治を変えることを標榜して希望の党が旗揚げし、改憲勢力の一翼として登場しました。この結果、たとえ国民の批判を浴びて自公勢力が後退しても、希望の党や日本維新の会などと合わせ改憲勢力が3分の2を占める危険性が高まりました。そうした事態を許すならば、改憲派が2018年通常国会での改憲発議をねらってくることは間違いありません。
9条への自衛隊明示は、安倍首相の「何も変わらない」という言明に反して、戦後日本が築いてきた「戦争しない国」の転換をもたらすことは明らかです。
 もし9条に自衛隊が明記されることになれば、9条の「武力によらない平和」の理念と真っ向から矛盾する「武力による平和」が明示され、9条の根本的改変が起こることは明らかです。
 また、自衛隊が憲法上認められることで、これまで「自衛隊は9条2項が保持を禁止している『戦力 』ではない」というために政府が積み上げてきた自衛隊の活動を制約する解釈の撤回、さらなる空文化が起こります。しかも、この改憲で合憲とされる自衛隊は、違憲な戦争法によって海外での武力行使を認められた自衛隊なのです。
 安倍首相は、北朝鮮問題での国民の不安を煽って改憲へと誘導していますが、軍事的圧力や9条改憲では北朝鮮問題を解決することはできません。それどころか、逆にアメリカの軍事行動への加担により、朝鮮半島での軍事衝突の危険を増大させることになります。朝鮮半島とアジアの平和は、憲法9条の原則に基づく外交によってこそ、実現できるのです。 総選挙は、改憲諸党の前進を許し安倍9条改憲に道を開くのか、それとも阻むのかを決める重要な機会です。すべての市民が、戦後日本の「戦争しない国」をつくってきた憲法の役割に改めて思いを致し、安倍改憲を許さないという声を挙げましょう。
 草の根からの対話と宣伝を広げ、「安倍9条改憲NO! 全国市民アクション」の提起する3000万署名の運動を大きく成功させましょう。

2017年10月2日月曜日

伊藤千尋さんへのインタビュー記事「守りたい9条:私たちには世界に誇る憲法がある」


 「『9条加憲』をどう見るのか、『改憲』が実現すると社会はどう変化するのか。世界からみた9条の価値について聞きました」として、全日本民医連の雑誌『いつでも元気』2017年10月号が、国際ジャーナリスト・元朝日新聞記者・「九条の会」世話人の伊藤千尋さんへのインタビュー記事を掲載しました。

 伊藤さんは、「9条は日本人だけのものじゃない、世界の人のためのものです。だから世界のあちこちで『9条っていいな』と思われているのです。日本人には9条の大切さや、この憲法は世界があこがれる憲法なんだということを、もっと知ってほしいと思います」などと語っています。全文はこちらに掲載されていますので、ぜひお読みください。