2013年9月2日月曜日

オリバー・ストーン監督、沖縄県民に共感し基地反対運動を激励:ジャパン・タイムズ紙


 2013年8月22日付けの英字紙ジャパン・タイムズは、ジョン・ミチェルのオリバー・ストーン沖縄同行記を一面に掲載しました。このほど、その和訳が、ピース・フィロソフィー・センターのブログに掲載されました。

「基地を持つ理由はもうありません」

 その記事によれば、日米の戦いに巻き込まれた沖縄の民間人たちが、隠れられる場所ならどこにでもと逃げ込んだ場所の一つ、轟の壕(とどろきのごう)と名付けられた洞窟を見て、ストーン監督は、「戦争は恐ろしい」と、率直な言葉を発しています。また、辺野古座り込みテントの人々に、「沖縄は神聖な島であり、多くの人々にとって、そして世界にとって、大きな意味を持っています。この美しい風景を新たな軍事基地のために開発することに、私は反対です。ここでの戦争は68年前に終わりました。冷戦を戦い続ける基地を持つ理由はもうありません」と語っています。

「私達は抵抗しなければなりません!」

 そして、沖縄コンベンションセンターで開かれたストーン監督の最後の講演では、「1945年以来、アメリカがどうやって極東地域の大部分を支配してきたのか。これはとても奇妙な歴史です。この戦争は決して本当に終わったとは言えません…。私達みんな、アメリカ人も、日本人も、沖縄県民も、あの戦争を突き動かした思考パターンの犠牲者なのです」と語り、「声を上げて抵抗する地域勢力が私達には必要なのです。日本は抵抗しなければなりません…。私達は抵抗しなければなりません!」と呼びかけて、しめくくりました。

「日本とアメリカは戦争が作った無学な孤児のようなもの」

 講演が終わったあと、ベトナム戦争時代はアメリカ軍人で賑わったが今はさびれている那覇の飲み屋で、ストーン監督はジャパン・タイムズ記者に対し、「日本とアメリカはどちらも自国の歴史を奪われている。この二つの国は戦争が作った無学な孤児のようなものだ。その結果、沖縄はどうなった? 沖縄の人たちは自分の歴史をよく知っているようだ」と語ったということです。

 二つの国の政治家たちも国民も、そろそろ「無学な孤児」状態から抜け出さなければなりません。

多幡記

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