2013年11月17日日曜日

九条の会第5回全国交流・討論集会が盛会


 九条の会第5回全国交流・討論集会が11月16日、東京・千代田区の日本教育会館で開催されました。安倍政権が、海外で戦争するための集団的自衛権行使に向けた解釈改憲や秘密保護法案など「戦争できる」国づくりの動きを強めるなか、全国各地で活動する分野別や県・地域の「九条の会」の代表ら約600人が参加し、熱心に意見が交わされました。

 集会では「九条の会」呼びかけ人の大江健三郎(作家)、奥平康弘(憲法研究者)、澤地久枝(作家)各氏があいさつしました。大江氏は「原発をなくすこと、憲法を守ることは、次の世代が生きていける世界を渡すこと。絶対に守らなければいけない」と語りました。

 奥平氏は「秘密保護法案は憲法9条改正と直結している。われわれは踏ん張ってなきものにしなければならない」と発言し、澤地氏は、秘密保護法案強行の動きを批判しました。

 全体会や分科会では、全国の自治体首長と経験者に緊急アピールを発した「首長の会」や、紙芝居で自民党の改憲案を批判している東京の法律事務所の活動など、憲法を守る運動や秘密保護法案に反対する豊かなとりくみについて、交流が行なわれました。

 以上、17日付け『しんぶん赤旗』の記事を参考にしました。同記事はさらに、「集団的自衛権行使容認と憲法」をテーマに、浦田一郎・明治大学教授と柳沢協二・元内閣官房副長官補をパネリストにして行なわれたシンポジウムについても、詳しく報じています。時事通信も、「九条の会『秘密保護法案廃案に』—『憲法が形骸化』と反対する声」という意味の見出し(原題名には、閉じるカッコが一つ脱落しています)で、同集会の簡単なニュースを配信しています。

多幡記

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