さる11月10日(日)、堺市西区の野田会館において、私たち福泉・鳳地域「憲法9条の会」の主催で開催した学習会「オスプレイが配備された沖縄から 日本の平和を考える——憲法9条を守り広げましょう——」において上田事務局長が述べた、「まとめと閉会の言葉」を以下に掲載します。(こちらに学習会の記録写真と同会の諸報告へのリンクを掲載。)
「まとめと閉会の言葉」を述べる上田事務局長
伊波さん、きょうはどうもありがとうございました。昨日は大阪市内のドーンセンターで琉球舞踊と伊波さんの講演があり、大阪に来られるならぜひ私たちの9条の会でも講演してほしいとお願いして来ていただきました。日本で一番米軍基地が集中している沖縄、基地あるがゆえに多くの被害を受け、人間として一番大切な人権や人間の尊厳さえ守られない実態を聞き、沖縄の問題は日本の問題であり、私たち一人ひとりが考えなければならないと、改めて思いました。来年1月には、普天間基地移設先とされている名護市の市長選があり、なんとしても「基地ノー」を貫く稲嶺市長が再選されるよう、私たちも応援したいと思います。10月14日に「9条世界会議」が大阪市内で開かれました。その中で、「日本国憲法9条は、アジア民衆の安全保障になっている」という声や、軍事大国アメリカの中からも、日本の憲法9条は世界の宝であり、変えないで堅持してほしいとの声が紹介されました。カナダ在住でバンクーバー9条の会の世話人・乗松聡子さんは、「憲法9条を守ることと同じくらい日米安保条約廃棄をいうことが大切だ」と強調されていましたが、日米安保条約がある限り日本に基地があり、それが戦争の脅威に結びついていると思います。私たちの福泉・鳳地域「憲法9条の会」は、二度と戦争を起こさないように平和な世の中を子どもや孫たちに残していきたい、そのためには、かなめである憲法9条を守り広げていこうと、思想信条の違いを越えて、この一点で集まり、活動しています。今年で結成7年目に入りますが、14人の世話人がいます。毎月、1回の世話人会議をもち、9の日前後に宣伝と署名活動に取り組んで来ました。地域を一軒一軒訪問し対話する中で、9条を守る大切さを訴え、署名してもらっています。「自分は保守や」という人や、安倍首相のファンだという人からも、戦争反対という共通する一点で署名をしてもらいました。10月には78回目の署名行動をして、いままでに合計3111筆の署名が集まりました。堺市全体では13万を超える署名が集まっています。改憲派の安倍政権は、国民に何が秘密かも知らせないまま、公務員がそれをもらしたり、国民が知ろうとすれば重罰に科されることにもなる「秘密保護法案」を国会に提出しました。朝日や毎日などの大手新聞も、この秘密保護法案は国民の知る権利を奪い、日本を戦前のような暗黒社会に変えるもので、廃棄しかないと論陣を張っています。この法案が通れば、私たちに経過が明らかにされないまま戦争に突入する恐れや、自衛隊の海外派兵活動が隠され、アメリカと一緒に海外で「戦争する国」になる恐れがあります。いま、弁護士会ほかいろいろなところから悪法を通すな、廃棄しよう、という声が急速に広がっています。私たち9条の会も、戦争につながる動きには断固反対し、皆さんとともに改憲反対の大きな流れをつくっていきたいと思います。皆さん、きょうは、ありがとうございました。
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