衆院選で自民党が多数を取りしましたが、12月17日付け『東京新聞』は、表記の言葉を題名に含む社説を掲載し、これは「民主党政権への厳しい審判」であり、「民意はかつてのような自民党政治への回帰を積極的に支持したわけでもなかろう」と論じています。
社説はまた、「安倍自民党は勝利におごらず、野党の主張に耳を傾けて丁寧な国会運営に努め、地に足のついた政権運営を心掛ける必要がある」、「集団的自衛権の行使容認など、党の主張は一時棚上げすべきではないか」、「民主党は敗北したが、次期政権が引き継ぐべきもの…中略…それは原発ゼロを目指す方針だ」などの貴重な主張をしています。
そして、「今回の政権交代は、政治は国民の手にあることを再び証明した。このことを自民党はもちろん、すべての議員が畏れるべきである」であると結んでいます。
この結びの言葉は、まさに、全ての議員が心にとどめるべき言葉であるとともに、選挙の結果に落胆した側の国民をも勇気づける言葉です。社説の全文はこちらでご覧になれます。
多幡記