2013年6月30日日曜日

「日本国憲法の基本的理念を否定する改定の動きに反対する」:世界平和七人委員会がアピール


 世界平和アピール七人委員会(現委員は武者小路公秀、土山秀夫、大石芳野、池田香代子、小沼通二、池内了、辻井喬の各氏)は、6月28日、東京・学士会館で記者会見を開き、表記題名のアピールを発表しました。

 アピールは、「現行憲法の基本理念を否定する改定への動きに、主権者であるすべての国民が注目し意見を表明」するよう要望しています。また、自民党の「日本国憲法改正草案」が、「現行憲法第九条の➁の戦力を持たず、国の交戦権を認めない規定を削除して、集団的自衛権を含む自衛権の名の下で国防軍を設置して、第九章の『緊急事態』の下で、国民の批判を一切許さずに国の方針に従わせる義務を課そうとして」いることを指摘しています。

 ほかにも、上記の草案が、憲法改定条件の緩和を含むこと、国民主権を事実上放棄させ、政府に国民を従属させる構造になっていること、文民統制を完全に空洞化するものであること、などを指摘しています。

 そして、「敗戦以後積み重ねてきた平和を愛好する国としての日本の努力と成果を、敗戦と被占領の不本意な結果だとして否定し去ろうとする動きによって消し去るという過ち」をおかしてはならないと訴えています。

 アピールの全文はこちらでご覧になれます。

 なお、6月29日付け『しんぶん赤旗』の記事によれば、記者会見の席上、国際政治学者の武者小路公秀氏は、「憲法前文の平和的生存権などは変えてはならない。変えた先は、やがて徴兵制にも通じていく」と語ったということです。

多幡記

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