2012年11月14日水曜日

橋下さん、「平和ぼけしすぎ」とは何ごとですか


 日本維新の会代表の橋下大阪市長はさる10日、核兵器の廃絶について「現実には無理だ。[日本が]米国の核の傘の下に入ることは必要」と、全国遊説先の広島市で記者団に述べたことが報道されました(毎日 jp など)。橋下氏は「日本は国連の安全保障理事会の理事国でも何でもない。日本は平和ぼけしすぎている。国際機関の中で無視されかけている中で、[核兵器の]廃絶といっても誰ができるのか。現実的な戦略を訴えないといけない」とも語っています。

 日本国憲法は平和主義を柱にしているのです。その精神に忠実に平和を願う国民が多くいることを、「平和ぼけしすぎ」などということは言語道断です。核兵器廃絶は、核兵器を保有する大国のわがままによって困難であるだけに、核兵器を持たない国ぐにが力を合わせて、この非人道的なものをなくしていかなければならないのです。核兵器廃絶に弱腰になることは、人類の破滅に手を貸すことでしかありません。橋下氏の猛省を促します。

♪ふるさとの街やかれ
身よりの骨うめし焼土に
今は白い花咲く
ああ許すまじ原爆を
三たび許すまじ原爆を
われらの街に♪

浅田石二・詞、木下航二・曲「原爆を許すまじ」

多幡記