4月13日に堺市民会館で開催された集会「I LOVE 9条 さよなら原発:落合恵子さんが語る いのち・平和・核」には、830名の参加者が会場を満たしました。落合さんの講演の概要を、『ピースウェーブ堺』第30号(9条署名推進・堺共同センター、4月25日発行)の記事をもとにしてお知らせします。
落合さんは「少々の違いはあったとしても、違いは違いとして、[原発廃止や憲法9条を守る目的で]柔らかく一つになれないのでしょうか。ヒットラーがいった "ワイマール体制打破" と、"戦後レジームからの脱却" は何かが似ています。ある意味、崖っぷちに立っているいまこそ、憲法は大事」と訴えました。
クレヨンハウス出版部が出した CD 付き写真集『空より高く』が岩手の内陸部で応援歌になっているとの紹介があり、会場にこの曲が流され、参加者たちは聞き入りました。「強さは、弱さを知って初めて生まれます。強さは、一直線にいくものではありません」と落合さん。
「原発は差別の象徴です。私たちの中に原発的な感情はないでしょうか。誰かの足を踏んで、痛みを与えてはいませんか」との指摘もありました。そして、「お任せ民主主義はやめ、自分で自分の思いをやっていける人になりませんか。よって立つのは "いのち" です。ずっと先の孫たちにまで大事にされたいのは "いのち" です。21世紀のイデオロギーは "いのち" なのかもしれませんね。この時代、この社会に残してくれた憲法を、もっと大事に、もっと大事に」としめくくりました。
(文責・多幡)
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