2013年1月29日火曜日

九条の会事務局が記者会見:4氏メッセージ発表

 昨年12月の総選挙の結果、自民・公明両党だけで衆院の3分の2を占めて第2次安倍内閣が成立し、これに日本維新の会、みんなの党が改憲で連合する状況のもとで、「九条の会」事務局は1月28日、国会内で記者会見を開きました。『京都新聞』(記事「沢地さん『憲法9条最大の危機』:九条の会、大江さんら訴え」)や『しんぶん赤旗』(記事「九条の会、3月に学習講演会:事務局が会見」)が報じました。

 後者の記事によれば、記者会見では、九条の会事務局と九条科学者の会の共催で3月3日に、学習講演会「憲法9条の新たな危機に抗して」を開くことが発表されたということです。講演会では、法政大学の五十嵐仁教授(政治学)による「日本政治の右傾化と憲法の危機」と、大阪市立大学の松田竹男特任教授(国際法)による「ここが危ない! 集団的自衛権」の二つの講演が行われます(講演会の詳細はこちらに既報)。

 記者会見では、また、「九条の会」の小森陽一事務局長が、「改めて全国で7千を超える草の根『9条の会』が今こそ運動を活性化させ、運動を強めていきたい」と述べました。さらに、「九条の会」呼びかけ人の4人のメッセージも発表されました。各氏のメッセージの大要は次のように報じられています。

 作家の大江健三郎さん:まったく新しい全国規模での大きい運動を、もうすでに老年の呼びかけ人のひとりとして、なによりも祈念します。
 憲法学者の奥平康弘さん:安倍首相が打ち出すはずの集団的自衛権行使の可能論(解釈による憲法改正)を断々固として拒否しましょう。
 哲学者の鶴見俊輔さん:今度の選挙の結果をみると、九条の会の働きは、これまで以上に大切になると思います。
 作家の澤地久枝さん:全国に9条を守ろうという市民のつながりが生まれ、それは反原発の流れに重なりました。選挙結果に振りまわされず、新しい市民社会に希望をつないでゆきましょう。

多幡記

2 件のコメント:

  1. 私も断固として改悪反対します!

    残念ながら、私たちプロテスタントクリスチャンの中にも、『表現の自由』&『憲法⑨条』を改悪させようとしている人が多数いるのです><

    でも...
    私はみなさんと一緒に守り抜きます♫

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  2. そういう人たちと、改悪はクリスチャン精神に反するのではないかと、話合っていただけたら嬉しいです。

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