先般、さいたま市内の女性が詠んだ「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の俳句が、同市大宮区の三橋(みはし)公民館が毎月発行する『公民館だより』への掲載を拒否していたことが報道されました(こちら参照)。
この問題で、現代俳句を代表する俳人の金子兜太(とうた)さん(94)は、東京新聞のインタビューにおいて、「普通の市民が率直に感じたことを詠んだ句。掲載拒否は言葉狩りだ」と述べ、『公民館だより』に掲載すべきだったと指摘しました(同紙、2014年9月8日付け朝刊)。詳細はこちらでご覧になれます。
なお、同じ件について、作家の赤川次郎さんも、『図書』誌、2014年9月号のエッセイ、「失われたプライドを求めて」の中で、次のように批判しています。
この問題で、現代俳句を代表する俳人の金子兜太(とうた)さん(94)は、東京新聞のインタビューにおいて、「普通の市民が率直に感じたことを詠んだ句。掲載拒否は言葉狩りだ」と述べ、『公民館だより』に掲載すべきだったと指摘しました(同紙、2014年9月8日付け朝刊)。詳細はこちらでご覧になれます。
なお、同じ件について、作家の赤川次郎さんも、『図書』誌、2014年9月号のエッセイ、「失われたプライドを求めて」の中で、次のように批判しています。
どなたか、海外派兵される自衛隊をほめ称える句を投稿してみてくれないだろうか? 市の方針に従えば、当然これもけいさいされないはずだ。要は「上からにらまれたくない」だけの話である。赤川さんは続いて、集団的自衛権行使容認の閣議決定についても、厳しい批判を展開しています。
集団的自衛権は他人のケンカを買うことだ、と元自衛官が発言している。
歌舞伎などでは、よく、「このケンカ、俺が買った!」と、仲裁に入る、いなせな男が出てくるが、今はそんな時代ではないし、舞台の男は自分の体を張っているのだ。そこが大違いである。
多幡記
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