2022年5月25日水曜日

憲法審査会で9条論議が本格化:惨事便乗型改憲論が横行 ——「九条の会」メルマガ第369号


 「九条の会」メルマガ第369号(2022年5月25日付け)が発行されました。詳細はこちらでご覧になれます。運動に活用しましょう。

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 以下に、編集後記を引用して紹介します。
編集後記:この頃の憲法審査会~いよいよ9条論議が本格化
 5月13日の衆院憲法審査会では自民党の新藤義孝筆頭幹事が冒頭からロシアのウクライナ侵攻を引き合いに出して、9条改憲や憲法の緊急事態条項の整備を急ぐよう主張し、「対岸の火事ではなく、国の防衛体制の充実は喫緊の課題だ」と、自民党が提唱する改憲4項目案の正当性を主張し、議論の促進を主張しました。
 19日には新藤筆頭幹事が「国の最大の責務は、国民の生命財産、領土や主権を守り抜くこと。憲法にはその最も根幹の国防規定がない。これが改憲の理由だ」と主張しました。
 19日の会議では日本維新の会の足立康史委員が初めて同党の「憲法9条の改正に向けて」という条文イメージを発表しました。同党は従来9条改憲案はもっていなかったのですが、「ロシアのウクライナ侵攻をふまえ」、改憲案を発表、「現行9条は維持したうえで、9条の2を新設、自衛のための実力組織としての自衛隊を保持する」としました。これはほとんど自民党案と変わりありません。
 足立氏は発言の結びで、「維新の会は、憲法9条の改正に取り組む野党の雄として、自民党とがっぷり四つに組んで憲法論議をリードしていくことをお誓いします」と述べました。
 この間の憲法審査会の議論をみると、まさに惨事便乗型改憲論の横行です。改憲問題はいよいよ本番です。

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