2015年4月19日日曜日

「自衛戦争の名において、いかに多くの侵略戦争がなされたことか」——幣原喜重郎:朝日紙「新聞と9条 13」から


 『朝日新聞』夕刊に連載中の記事「新聞と9条」第13回(4月17日付け)に、戦後の内閣で憲法制定にたずさわった幣原喜重郎首相が、いつも次のように語っていたことが紹介されています。

 「自衛戦争の名において、いかに多くの侵略戦争がなされたことか。どこの国が、自国は侵略戦争をするというであろうか。」(幣原の下で、法制局次長として憲法草案作成作業に携わった入江俊郎の「幣原さんと戦争放棄」による)

 そして記事は、「日本軍の南満州鉄道爆破に始まる中国東北部への侵攻を、日本は当時『自衛行動』と主張した」と記しています。記事全文はこちらでご覧になれます(ログインが必要)。

 いま、安倍内閣の集団的自衛権行使容認に基づいて、「国際平和支援法」という名の「戦争立法」が進められようとしています。これにくみする政治家たちには、このような史実に学んで、考え直してもらわなければなりません。

多幡記

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