2015年5月31日日曜日

6/13 公開シンポジウム「急進展する軍学共同にどう対抗するか」(東京大学駒場キャンパス)


 表記シンポジウムについては、『ニュースレター九条科学者(集会・行事案内)』を受けて、本ブログの4月28日付け記事で一度お知らせしました。先般、軍学共同反対アピール署名の会からも、ちらしファイル添付のメールで案内が来ましたので、それを引用して、再度紹介します(上掲のちらしイメージは、クリックすると拡大版をご覧になれます)。



公開シンポジウム
急進展する軍学共同にどう対抗するか

  • 「平和貢献」「安全保障」「先端技術」を口実として、戦争につながる研究が大学や研究機関で広く行われても良いですか?
  • 誰のための、何のための研究ですか?
  • 一緒に考え、軍事研究 No の声を上げましょう!

  • 日時:2015年6月13日(土)12:30開場、13:00開会〜17:00終了
  • 場所:東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE East K011号教室
  • http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_55_j.html
  • 交通案内:京王井の頭線、駒場東大前駅下車
  • 資料代:500円
  • プログラム:
    • 基調報告 池内 了(名古屋大学・総合研究大学院大学名誉教授・世界平和アピール七人委員会委員)
      「最近の軍学共同の進展状況について」
    • 基調講演 藤岡 惇(立命館大学教授)
      「経済競争力の劣化が宇宙/核戦争を招く—米国の『軍学共同』が示したこと」
    • 各大学からの報告と討論
    • 軍学共同反対アピール採択
  • 主催:軍学共同反対アピール署名の会(代表:池内)
    東京大学職員組合、東京大学教養学部教職員組合ほか12団体

なお、Nature誌が日本の軍学共同の問題について5月5日付けで記事を出しました。この問題の行方について、海外からも関心が高まっています。ご紹介いたします。
"Japanese academics spooked by military science incursions Relationship between traditionally pacifist research community and military is changing" by David Cyranoski (5 May 2015)
http://www.nature.com/news/japanese-academics-spooked-by-military-science-incursions-1.17481

軍学共同反対アピール署名の会 no-military-research@mbr.nifty.com
ウェブサイト:http://no-military-research.a.la9.jp
〒113-0034 東京都文京区湯島1-9-5 茶州ビル9階
日本科学者会議平和問題研究委員会気付(担当委員:浜田盛久)


(文責・多幡)

アジサイの花も訴えています


 近くの公園でアジサイを撮影し、帰宅してパソコン上で拡大して見ると、花が9条の9の字型に並んでいました。アジサイも9条の大切さを訴えているようです。

多幡記

2015年5月30日土曜日

首相のヤジは立法府と国民への侮辱——朝日紙社説


 2015年5月30日付け朝日紙社説は、安全保障法制を審議している28日の衆院特別委員会で安倍首相が飛ばしたヤジを取り上げて、批判しています。

 社説は、「安倍首相のヤジによって侮辱されたのは、国会そのものであり、国会議員を送り出した国民でもある。国会全体として首相に対し、改めて強い怒りを表明すべきだ」、「数の力を頼んだおごりも極まれりというほかない」、「…大改革が議論されているのである。首相が国会をないがしろにする姿は二度と見たくない」などと述べています(全文はこちら)。

 首相のヤジは、道理では立ち向かえない野党の攻勢に業を煮やした姿勢そのものではないでしょうか。憲法を破壊して軍国主義回帰の道を進もうとする危険な法案の撤回を求めましょう。

 「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会は、「『戦争法案』の審議入りに抗議し、廃案を強く要請します」の声明を5月27日付けで各政党宛に送付したということです(こちら参照)。また、日本弁護士連合会も5月29日付けで、「安全保障法制等の法案に反対し、平和と人権及び立憲主義を守るための宣言」を発表しています(こちら)。

多幡記

2015年5月29日金曜日

「木を語らずに森は語れない」——朝日紙「天声人語」


 このところ連日、毎日紙、朝日紙も、戦争法案についての国会討論での政府側答弁を批判しています。5月29日付け朝日紙「天声人語」欄は、安倍首相が自衛隊員のリスクが高まるという議論は木を見て森を見ていないものだと発言したことに対して、「木を語らずに森は語れない。隊員の『派遣の後』にも思いを致す議論が必要だ」と述べています(全文はこちら)。その通りです。木が枯れていくことに目を向けなくては、森は守れません。

 私は先日たまたま、抑制力のジレンマについての野党側質問に対する首相の答弁を聞きました。「わが国の装備には透明性があるから、ジレンマに陥ることはない」という趣旨のものでした。しかし、「仮想敵国」側の戦力が不透明であれば、結局は軍拡競争のジレンマに陥り、武力による抑止は効果を生まないでしょうから、いかにも稚拙な考えだと思いました。憲法9条を守ることこそが抑止力なのです。

多幡記

「戦争法案は改憲の前哨戦でなく、本命」:渡辺治さん


 5月20日に開催された本会世話人会議で、5月17日付け『しんぶん赤旗』の「焦点・論点」欄に掲載された、一橋大学名誉教授・「九条の会」事務局・渡辺治さんの記事「戦争法案をどう阻止するか」が、たいへん参考になるとの話が出ました。

 渡辺さんは、安倍政権の戦争法案のねらいは、米国の「肩代わり」戦略を積極的に受け入れることで、自らも海外に派兵する「大国」になること、と看破しています。また、戦争法案を本命の9条明文改憲の前哨戦と見るのは間違いで、戦争法案こそが憲法9条を破壊する改憲の本命と把握することが重要、と指摘しています。

 渡辺さんはさらに、戦争法案を阻むたたかいは沖縄の辺野古新基地建設を許さないたたかいと、車の両輪でたたかう必要があると述べ、これらのたたかいが、「安保は日本の平和の役にたっているのか」という問いを改めて提起していることに注意を向けています。そして、9条に基づく「安保のない日本」「武力なき平和」に向けた私たちの構想も大きく語り広げていくとき、と結んでいます。

 紹介した記事の全文は、たとえばこちらでご覧になれます(「写真をクリックすると拡大されて何とか読むことはできると思います」とありますが、クリックした上で、ブラウザの拡大機能を使えば、十分楽に読めます)。

多幡記