2013年6月10日月曜日

「九条の会」メルマガ第166号:草の根からの世論をさらに高め、改憲の動きを封じましょう


 表記の号(2013年6月10日付け)が発行されました。詳細はウェブサイトでご覧になれます。運動に活用しましょう。以下に、編集後記を引用して紹介します。なお、メルマガ読者登録はこちらでできます。
編集後記~「九条の会のみなさんへ」の訴え受けて
 5月17日に記者会見で発表された呼びかけ人の大江さん、奥平さん、澤地さんからの訴えは、いま全国各地の「九条の会」の皆さんに届けられ、運動の活性化が各所で見られます。96条改憲を手始めに9条など憲法改悪を企てる安倍政権ですが、自民党や改憲勢力のなかからも批判が強まるなど、難問山積です。一部メディアは安倍首相に「動揺するな」と叱咤しています。さらなる草の根からの世論の高まりを実現し、改憲の動きを封じたいと思います。

2013年6月8日土曜日

水仙

詩・浅井千代子(本会世話人)



M さんから
水仙を頂いた

玄関の小さな花瓶に挿した
TV の上に活けた
トイレ洗面所にも活けた
ほのかな香りの中に
M さんが居る

古い長いお付き合い
三十代の終り頃
息子が同級生だった
母子家庭の M さんは
三人の子育てをしながら
保育所をやって頑張っていた
いまも続けているという

M さんの水仙から元気を頂く

『異郷』第24号(2013年4月)から
写真・多幡達夫

2013年6月6日木曜日

みなさん知っていますか?:自民党憲法改正案のこわさ—「明日の自由を守る若手弁護士の会」ウェブページから


 「明日の自由を守る若手弁護士の会」の活動について、本ブログの先の記事で簡単に紹介しました。今回は、同会のウェブサイト(ブログ形式)中の「会の立ち上げにあたって」と題するページに、2012年4月に自民党が発表した憲法改正案が、民主主義国家であれば当然に保障されると考えられてきたものや、戦後70年近くにわたって日本に当たり前に存在したものを、どのように大きく変えようとしているかの例を、分りやすく記してありますので、それを以下に紹介します。次の通りです。



  • たとえば、「すべて人間は生まれながら自由・平等で、幸福を追求する権利をもつ」という考え方を否定して、国が私たちの権利を容易に制限できること。
  • たとえば、「国家権力を縛る憲法」から「国家が人を縛る憲法」へと変貌していること。
  • たとえば、戦力の放棄をやめ、強大な権限をもつ「国防軍」の創設を宣言し、他国の戦争に参加できる態勢を整えること。
  • たとえば、「緊急事態」には、内閣が私たちの人権を大幅に制限できること。

 知っていますか? もしこのような改正案が現実のものとなったとき、私たちの生活・未来が大きく変わってしまう可能性があるということ。

 憲法は、普段の生活には顔を出さないけれど、実は私たちが自分らしく生きること、幸せに生きることととても深く関係しています。私たちは、自分たちの未来を自分たちで決められるこの社会を守るために、自民党の憲法改正案の内容とその怖さを知ってもらいたいと思っています。そして、一人ひとりに考えてもらい、みなさんに話し合ってもらうことを願っています。



 なお、同会作成のリーフレットには、これらのこわさについて、イラスト入りで詳しく説明してあります(上に掲載のイメージ参照。イメージをクリックすると拡大イメージをご覧になれます)。リーフレットの注文については、こちらをご覧下さい。

多幡記

2013年6月4日火曜日

「明日の自由を守る若手弁護士の会」:自民党改憲草案のこわさ考えようと行動(動画あり)

 表記の会が今年1月、自民党改憲草案(昨年4月発表)に危機を抱いた若い弁護士たちによって結成され、「憲法が変ってしまうかもしれないことを知ってほしい」と同世代に呼びかけ、行動していることが、昨6月3日付け『しんぶん赤旗』に報道されました(5月3日に NHK ニュースでも紹介されたそうです)。

 同会では、リーフレット『憲法が変わっちゃったらどうなるの?~自民党案シミュレーション~』や紙芝居『王様を縛る法~憲法のはじまり~』を作って、多くの人々から反響を得て、購入希望をメールで受付け配信しています。下に You Tube に掲載されている紙芝居動画を引用します。


 なお、リーフレットと紙芝居申し込み専用のアドレスは下記の通りです。
  • leaflet.asuwaka☆gmail.com(☆を@に変えてください)
  • kamishibai.asuwaka☆gmail.com (☆を@に変えてください)

 また、次のリンクをクリックすると、それぞれ、会のウェブページ、フェースブック、ツイッターのページが開きます。

多幡記

2013年6月2日日曜日

9条改憲に狂奔する為政者たちに痛言:『図書』誌「こぼればなし」欄


 岩波書店発行の『図書』2013年6月号巻末の「こぼればなし」欄は、同書店がさる4月に刊行を完結した『世界史史料』(全12巻)に関連して書き始めています。そして、戦後の新教育発足のさい高校社会科に「世界史」が設けられることになった背景、当時の日本人の日本国憲法についての確信、日本における平和と民主主義の歴史、9条改憲に狂奔する為政者たちへと話を進めています。以下にその概略を紹介します。

 まず、「世界史」教科の設定は、「敗戦後、もう二度と戦争をしないと決意した日本国民が、世界的視野をもった子どもたちを育てて、世界に積極的に働きかけていく以外に、日本の平和を確保する道はないと実感していた、という事実」に後押しされたもので、「平和憲法と深いつながり」があると指摘しています。

 次いで、国際連合憲章前文の平和に関する箇所を引用して、この憲章が「日本国憲法、とりわけその前文や第九条と深い呼応関係に」あり、「これらこそ、二〇世紀の『言語に絶する戦争の惨害』という犠牲を払って人類がつかみとった、かけがえのない成果だと、当時多くの日本人が確信して」いたことを述べています。

 続いて、「敗戦後日本を占領していた米国は、当初こそ日本の民主化と非軍事化を押し進め」ましたが、「日本を去る前に方向を逆転させた。…にもかかわらず、平和と民主主義と言う理想は、日本に根をおろした」と、あとのカッコ内の言葉をジョン・ダワー氏の『敗北を抱きしめて』から引用して説明しています。

 これらの流れを受けて、「この歴史をなかったことにして、いま九条改憲に狂奔する為政者たちは、自分たちが憲法にふさわしい存在になるのではなく、憲法を自分たちにふさわしい存在に引き下げようとしているとしか言いようがありません」と結んでいます。

 痛快な言葉ではありませんか。

多幡記