毎月3日13時に各地で一斉に掲げる「アベ政治を許さない」の文字を揮毫した俳人の金子兜太(とうた)さんが、民医連月刊誌『いつでも元気』2016年5月号に、表記の題名で巻頭エッセイを書いています。
金子さんは、まず小林一茶の「花げしの ふはつくやうな 前歯哉」という句を引用して、「抜けかかった前歯を舌でペコペコしていると、まるでケシの花が風に揺れているように感じる。[…]このような感覚は、日本人の多くが持ち合わせています。[…]昆虫でも植物でも、あらゆる命を尊重する。もともと森の多い国に住んでいた民族だから、こうした感覚が鋭いのでしょう」と述べています。
そして、「日本民族の命を中心に据える本質が、戦後七〇年、憲法九条を守ってきた。命を本能的にいたわる習性を持っている人たちの間に、通用するのが九条です」と断言します。
また、「『他国が攻めてくる』と国民を脅す安倍政権は、一五年戦争と同じ発想ですよ。生きているものが、そのまま生きていることの大事さが分からない。そんな連中が増えるのは不幸です」と厳しく現政権を批判しています。
文末には、「私は九六歳ですが、まだ死ぬ気はしません。私たちは生のエネルギーを持っている。くだらない情報に惑わされず、命の強さを信じ、九条に自信を持ち、結集しましょう」と、力強い言葉があります。私たちも、九六歳の金子さんの元気さに負けてはいられません。
金子さんは、まず小林一茶の「花げしの ふはつくやうな 前歯哉」という句を引用して、「抜けかかった前歯を舌でペコペコしていると、まるでケシの花が風に揺れているように感じる。[…]このような感覚は、日本人の多くが持ち合わせています。[…]昆虫でも植物でも、あらゆる命を尊重する。もともと森の多い国に住んでいた民族だから、こうした感覚が鋭いのでしょう」と述べています。
そして、「日本民族の命を中心に据える本質が、戦後七〇年、憲法九条を守ってきた。命を本能的にいたわる習性を持っている人たちの間に、通用するのが九条です」と断言します。
また、「『他国が攻めてくる』と国民を脅す安倍政権は、一五年戦争と同じ発想ですよ。生きているものが、そのまま生きていることの大事さが分からない。そんな連中が増えるのは不幸です」と厳しく現政権を批判しています。
文末には、「私は九六歳ですが、まだ死ぬ気はしません。私たちは生のエネルギーを持っている。くだらない情報に惑わされず、命の強さを信じ、九条に自信を持ち、結集しましょう」と、力強い言葉があります。私たちも、九六歳の金子さんの元気さに負けてはいられません。
多幡記
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