2012年9月29日土曜日

新党「日本維新の会」は弱肉強食路線


 橋下大阪市長が率いる「日本維新の会」は9月28日、政党設立の届け出を大阪府選挙管理委員会を通じて総務相に提出し、受理されました。

 これより先の9月12日に「日本維新の会」が結成宣言をした翌日、東京新聞は「『日本維新の会』結成宣言:弱肉強食路線が鮮明」と題する記事を掲載しました。

 その記事は、「日本維新の会」が「社会像ではあらゆる面で『自立』を求め、弱者への公的支援は絞り込みたいという考えが見える」、会の方針である「維新八策」には「社会保障では給付の効率化、生活保護の支給基準や公的保険の適用範囲の見直しを公約。競争力強化のために徹底した規制改革を目指し『解雇規制の緩和』も掲げる」、「ある民主党議員は『維新は小泉政権以上の新自由主義だ』と、弱肉強食路線の再来だと批判する」などの点を挙げ、「経済弱者に目を向けた政策はほとんどない」と強く批判しています。うがった見方です。

 憲法9条を敵視する橋下氏の率いる新党は、多数国民にとって敵以外の何ものでもありません。

多幡記