2009年11月1日日曜日

「守り広げよう憲法9条」集会成功

 皆さんのご協力により、先のブログ記事でお知らせしました集会「守り広げよう憲法9条」が成功裏に修了しました。集会の写真を以下に掲載します。


野の花合唱団による合唱

うたごえサークルぐみの木による合唱

安斎先生の講演

会場風景

大阪空襲訴訟への支援の訴え

 なお、実行委員長が次の通り開会挨拶を述べました。



 皆さん、きょうは大勢お集りいただき、ありがとうございます。お配りしましたプログラムの表紙にあります「ピース! ぴーす! PEACE! サインはピース!!」の「合言葉」のもとに集まった皆さんの中には、「戦争が好き」という方は一人もいらっしゃらないでしょう。

 戦争は人間同士が殺し合いをする野蛮な行為であり、すばらしい芸術や科学を生み出している人類の英知には、全く似つかわしくないものです。いまも地球上には、小さな戦争が絶えてはいませんが、オバマ大統領の核兵器廃絶に向けたプラハ演説をきっかけに、平和への努力をする機運が世界で高まっています。そういう状況の中で、憲法9条を変えて日本を海外で戦争の出来る国にするとすれば、それはいかにも愚かなことです。

 昨年のノーベル物理学賞受賞者の一人の益川敏英さんは、「私はただ戦争が嫌いなだけです」と、理屈抜きで述べて、憲法9条を変えることへの強い反対が起こることを信じておられます。私たちは、益川さんのこの期待に積極的に応えて、日本の大多数の人々を、憲法9条を守る仲間に引き込み、そして憲法9条を世界に輝かせるよう、努めようではありませんか。

 そんな難しいことは自分には出来ない、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、オバマ大統領の好きな言葉、"Yes, we can!" にならいましょう。私たちの近くに「戦争は嫌い」という気持ちを眠らせている人びとがあれば、その気持ちに目覚めて貰い、その気持ちを大切にするには何が必要かを考えて貰い、日本中を次第にこの会場の私たちようにして行けばよいのです。きょうの集会が、私たち自身のそうした努力への思いを強めるのに役立てば幸いです。



 当日配布したプログラムのチラシに掲載の開催趣旨と集会実行への参加・賛同団体などは次の通りです。

西区憲法9条の会全体集会開催にあたって

 日本が二度と戦争を起こさない平和な国であるように、憲法9条を守り、また、これを世界に広めようと、井上ひさしさん、大江健三郎さん、故加藤周一さんらの呼びかけで、2004年に「九条の会」が発足しました。そして、これを草の根で支える会が全国で7400をこえて広がっています。

 日本の政治は、航空自衛隊によるバグダッドへの多国籍軍空輸や、海賊対策を口実にした海上自衛隊の海外派遣と武器使用の強化など、アメリカ政府の要求に従って自衛隊をアメリカ軍とともに海外で戦える軍隊にする方向に進んで来ました。改憲をねらって制定された国民投票法の施行時期もせまっています。

 他方、アメリカのオバマ大統領はさる4月、唯一の核兵器使用国であるアメリカには核兵器のない世界の実現に向けて努力する道義的責任があるという演説をしました。国連安全保障理事会も9月24日、核軍縮条約の交渉を呼びかける決議を全会一致で採択しました。

 世界がこのように平和に向って歩み出そうとしているときに、わが国が憲法9条を変えて、海外で戦争をする国になるならば、それは歴史の歯車を大きく逆転させる、まことにおろかな行為といわなければなりません。きょうの集会が「憲法9条を守ろう」という国民の声を大きくするために役立てば幸いです。

集会実行委員長 多幡達夫


 集会実行への参加・賛同団体など

 福泉・鳳「憲法九条の会」、この指とまれ九条の会、耳原鳳クリニック職員の会、老健職員の会、健康友の会みみはらふくいずみ支部、同鳳支部、同津久野支部、同浜寺支部、生活と健康を守る会、堺南民主商工会、障害者団体麦の会、新日本婦人の会、結いの里、鳳保育園、みんなの保育園、ひまわり保育園、陽だまり保育園、治安維持法国賠同盟、教会牧師・足立



 後日の追記:集会については、11月8日づけ大阪民主新報紙にも紹介されました(こちら参照)。

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