2009年12月1日火曜日

西区「市民集会」は九条の花

 さる11月1日、ウエスティホールにおいて「守り広げよう憲法9条、市民集会」を開催し、雨にもかかわらず300名を越す人たちが集まり、大成功を収めることが出来ました。この集会は「福泉鳳九条の会」3周年に合わせ、堺市西区内の九条の会に呼びかけたところ、20団体の参加があり、実行委員会をつくり約半年かけて準備してきたものです。九条を守り平和を守る西区の活動に新しい歴史を拓いた画期的な取り組みとなりましたことを、ともに喜びたいと思います。

参加者の感想:「元気をもらいました!」

 予報が的中した雨の中にもかかわらず、300余名の参加をえて、西区の九条を守る力が一つになった集会がはじまりました。多幡実行委員長の開会挨拶は「わが国が憲法九条を変え海外で戦争をする国になるなら、世界の流れに逆行する愚かなこと」と力強いことばで結ばれたのが印象的でした。

 立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長・安斎先生の講演は圧巻でしたが、与謝野晶子の話で、晩年の戦争賛美に触れられたところがあり、名声を得てからも権力に媚びない思想維持の困難さを、歴史的にみた評価に聞き入ってしまいました。野の花合唱団のさわやかな歌声、「ぐみの木」の歌い込まれた味のある歌声、大阪空襲訴訟支援の心にしみ込んでくる歌と原告安野さんの裁判支援の訴えは「戦争さえなければ人生は変わっていた」と命の尊さを痛感しました。平和を守り、九条を守る大切さを改めて見つめる事ができ元気をもらったすばらしい集会でした。(草部、横山由紀子) 

 [『憲法九条だより』第10号(2009年12月1日)から]

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